静岡県立静岡東高等学校とは?学校の特色・入試情報・内申点・学調ボーダーを解説

こんにちは。家庭教師歴20年の草谷です。
静岡県内で高校を検討している中学生や保護者様から、静岡県立静岡東高等学校について、よく次のようなご相談をいただきます。
「静岡東高校はどのような学校ですか?」
「勉強と部活動は両立できますか?」
「内申点や学調では、どのくらい必要ですか?」
「学校裁量枠では、何が重視されますか?」
「面接ではどのようなことを見られますか?」
静岡県立静岡東高等学校、通称「静岡東高校」は、文武両道を掲げ、学習・部活動・学校生活に主体的に取り組む生徒の育成を目指している高校です。
高校の名前やボーダーだけで志望校を決めるのではなく、学校の教育方針や入試制度、入学後に求められる学習姿勢まで確認することが大切です。
今回は、静岡東高校の特色や令和8年度入試の結果、学校裁量枠、内申点・学調点数の目安について、保護者様向けにわかりやすく解説します。
※本記事は2026年6月時点の静岡県教育委員会公表資料などをもとに作成しています。
静岡県立静岡東高等学校の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校名 | 静岡県立静岡東高等学校 |
| 通称 | 静岡東高校・東高 |
| 設置学科 | 全日制普通科 |
| 所在地 | 静岡市葵区 |
| 令和8年度募集定員 | 280人 |
| 学校の方向性 | 文武両道を重視 |
静岡県教育委員会が公表している学校の教育目標では、文武両道の学校として、自分に負けず、自ら未来を切り拓き、主体的に社会をつくっていこうとする人材の育成を目指すことが示されています。
学習だけ、部活動だけに偏るのではなく、さまざまな活動に前向きに取り組みながら、自分自身を成長させていく姿勢が求められる学校といえるでしょう。
静岡東高校が掲げる文武両道
静岡東高校の特色を考えるうえで、重要な言葉が「文武両道」です。
文武両道というと、勉強と運動部を両立することだけをイメージする方もいるかもしれません。
しかし、ここでいう「武」は、運動だけを意味するものではありません。
部活動、学校行事、委員会活動などにも主体的に取り組みながら、学習面でも継続して努力することが大切です。
高校では、中学校より授業内容が難しくなり、学習の進度も速くなります。
部活動や行事に力を入れながら学習を続けるためには、
- 授業中に内容をできるだけ理解する
- 帰宅後に短時間でも復習する
- 提出物をためない
- 定期テスト直前だけの勉強にしない
- 自分で時間を管理する
といった習慣が必要になります。
静岡東高校を志望する場合は、合格するための学力だけでなく、入学後も学習を継続できるかを考えておくことが大切です。
静岡東高校の進路について
高校選びでは、大学合格者数だけを見るのではなく、その学校でどのような力を身につけたいかを考える必要があります。
静岡東高校への進学を検討する生徒の中には、大学進学を視野に入れている方も多いと思います。
大学受験では、高校3年生になってから急に勉強を始めても、十分な準備ができないことがあります。
高校1年生のうちから、
- 授業内容を確実に理解する
- 定期テストの勉強を計画的に進める
- 苦手教科をそのままにしない
- 模試の結果から課題を見つける
- 志望する大学や学部について調べる
ことが大切です。
具体的な最新の大学合格実績や進路状況については、年度によって変わるため、静岡東高校の公式サイトや学校説明会で確認することをおすすめします。
静岡東高校の入試では何が見られる?
静岡県公立高校の一般選抜では、主に次の資料が使われます。
- 調査書
- 国語・数学・英語・社会・理科の学力検査
- 面接
- 学校裁量枠で定められた選抜資料
一般選抜では、はじめに各高校が独自に定める「学校裁量枠」の選抜を行い、その後、残りの受検者を対象として「共通枠」の選抜を行います。
そのため、静岡東高校の入試は、内申点だけ、または入試当日の点数だけで決まるものではありません。
調査書、学力検査、面接などを総合的に見ながら選抜されます。
令和8年度の募集定員と倍率
令和8年度の静岡東高校普通科の入試結果は、次のとおりです。
| 項目 | 人数・倍率 |
|---|---|
| 募集定員 | 280人 |
| 志願変更後の志願者数 | 308人 |
| 志願倍率 | 1.10倍 |
| 受検者数 | 307人 |
| 合格者数 | 294人 |
| 実質倍率 | 約1.04倍 |
志願変更後の時点では、募集定員280人に対して308人が志願し、志願倍率は1.10倍でした。
最終的には307人が受検し、294人が合格しています。
ただし、倍率は年度によって変わります。
前年の倍率が低かったから翌年度も受かりやすい、あるいは、前年の倍率が高かったから翌年度も厳しいとは限りません。
募集定員、志願者数、受検者の学力層などを含め、その年度の状況を確認する必要があります。
静岡東高校の学校裁量枠
令和8年度の静岡東高校では、2種類の学校裁量枠が設定されました。
学校裁量枠Ⅰ:体育的活動
募集定員の7%程度を対象として、体育的活動を重視する選抜が設定されました。
対象となった活動は、次のとおりです。
- 男子野球
- バスケットボール
- 男子サッカー
- 卓球
この枠では、競技における実績だけでなく、適性や活動意欲も見られます。
また、調査書の9教科評定が一定の水準に達していることに加え、活動記録、面接、学力検査、実技検査などが選抜資料として使われます。
競技実績があれば、学力に関係なく合格できる制度ではありません。
入学後に授業についていくための学力や、学校生活に取り組む姿勢も必要です。
学校裁量枠Ⅱ:中学校における学習
募集定員の10%程度を対象として、中学校での学習を重視する選抜も設定されました。
この枠では、調査書に記載された9教科の学習成績が重視されます。
定期テストの点数だけでなく、
- 日頃の授業への取り組み
- 提出物
- 小テスト
- 実技教科
- 各教科の評定
を含めた中学校生活の積み重ねが大切です。
学校裁量枠の内容や割合は、年度によって変更される可能性があります。
実際に出願する年度の募集要項を、必ず確認してください。
静岡東高校の面接
令和8年度の静岡東高校では、個人面接と集団面接が行われました。
面接では、質問に対して立派な言葉を並べることよりも、自分の考えを自分の言葉で伝えることが大切です。
準備しておきたい内容としては、次のようなものがあります。
- 静岡東高校を志望した理由
- 入学後に取り組みたいこと
- 中学校生活で力を入れたこと
- 高校卒業後の進路
- 自分の長所と短所
- 集団の中で意見が異なったときの対応
特に志望理由については、
「大学進学実績がよいから」
「家から通いやすいから」
「偏差値が自分に合っているから」
だけで終わらせないことが大切です。
学校の教育方針や行事、部活動などを調べ、
「静岡東高校で何を学びたいのか」
「入学後にどのように成長したいのか」
まで具体的に説明できるようにしましょう。
静岡東高校の内申点・学調点数ボーダー
eカテでは、過去の状況などをもとに、静岡東高校普通科の目安を次のように考えています。
学調点数ボーダー:168点前後/250点
内申点ボーダー:36点前後/45点
この記事でいうボーダーとは、合格可能性がおよそ50%になると考えられる目安のラインです。
この数値は、静岡県教育委員会や静岡東高校が公式に発表している合格基準ではありません。
あくまでeカテが独自に調査した推定値です。
内申点36点・学調168点を超えていれば必ず合格できるという意味ではありません。
反対に、どちらかが少し目安に届いていないからといって、必ず不合格になるわけでもありません。
年度ごとの倍率、受検者層、入試問題の難易度、面接結果などによって合格ラインは変動します。
内申点について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
▶ 静岡県の内申点とは?保護者が知っておきたい高校入試の基本
https://e-kate.jp/1036/
内申点と学調はセットで見る
静岡東高校を目指すときは、内申点と学調の一方だけで判断しないことが大切です。
たとえば、
- 内申点は36以上あるが、学調が150点台で安定している
- 学調では170点以上取れているが、内申点が目安に届いていない
- 合計点は目安に近いが、英語や数学に大きな苦手がある
- 内申点と学調は目安に届いているが、面接に不安がある
など、受検生によって課題は異なります。
内申点が不足している場合は、定期テストだけでなく、提出物、小テスト、副教科、授業への取り組みを見直します。
学調の点数が不足している場合は、入試本番で得点するための実力を高める必要があります。
どちらか一方がよければ安心というわけではなく、それぞれの状況を総合的に見ることが大切です。
静岡東高校を目指すための勉強法
中学1・2年生
中学1・2年生のうちは、英語と数学を中心に基礎を固めましょう。
英語は単語を覚えるだけでなく、文法を理解して英文を作れるようにすることが大切です。
数学は、途中式を省略せず、なぜその答えになるのかを説明できるようにします。
理科・社会についても、定期テスト前だけ暗記するのではなく、授業ごとに重要な内容を確認する習慣をつけておきたいところです。
中学3年生の前半
中学3年生の前半は、内申点を意識した学習が重要です。
学校ワークは提出直前に終わらせるのではなく、定期テストの1週間前までに一度終わらせ、間違えた問題を解き直せる状態が理想です。
副教科も内申点に関係するため、5教科だけでなく、実技、作品、提出物、定期テストにも丁寧に取り組みましょう。
学調・入試対策
学調や入試は、定期テストより出題範囲が広くなります。
まずは、基本問題や標準的な問題を確実に得点することが大切です。
過去問や実力問題を解いたあとは、点数を見るだけではなく、
「知識が不足していた」
「問題文を読み間違えた」
「計算ミスをした」
「時間が足りなかった」
など、間違いの原因を分類しましょう。
自分の弱点を具体的にすることで、次に何を勉強すべきかが見えやすくなります。
静岡東高校に向いている生徒
静岡東高校は、次のような生徒に向いていると考えられます。
- 勉強と部活動を両立したい
- 毎日の学習を継続できる
- 自分で予定を立てて行動できる
- 大学進学を視野に入れている
- 学校行事や集団活動にも前向きに取り組みたい
- 周囲と協力しながら成長したい
- 一つのことだけでなく、さまざまな活動に挑戦したい
一方で、部活動や行事が忙しいことを理由に、勉強を後回しにしてしまうと、入学後に苦労する可能性があります。
文武両道を実現するには、短い時間でも毎日学習する習慣と、自分で時間を管理する力が必要です。
まとめ
静岡県立静岡東高等学校は、文武両道を重視し、学習・部活動・学校生活に主体的に取り組む生徒の育成を目指している高校です。
令和8年度普通科の入試では、募集定員280人に対して、志願変更後の志願者数は308人、志願倍率は1.10倍でした。
最終的には307人が受検し、294人が合格しています。
学校裁量枠には、体育的活動を重視する枠と、中学校での9教科の学習成績を重視する枠が設定されました。
eカテによる内申点・学調点数の目安は、
内申点36点前後/45点
学調168点前後/250点
です。
ただし、これらは合格を保証する数値ではありません。
静岡東高校を目指す場合は、内申点、学調、模試、過去問、面接を総合的に考え、現在の課題を一つずつ改善していくことが大切です。
家庭教師の現場でも、静岡東高校のように文武両道を掲げる学校を目指す場合は、テスト直前だけ長時間勉強するのではなく、毎日の学習を少しずつ積み重ねることを重視しています。
学校説明会などにも参加し、教育方針や学校生活の様子を確認したうえで、自分に合った志望校かどうかを考えていきましょう。
※入試の募集定員、学校裁量枠、面接方法などは年度によって変更される場合があります。出願時には、静岡県教育委員会および静岡東高校が公表する最新の募集要項を必ずご確認ください。
