静岡県の内申点とは?保護者が知っておきたい高校入試の基本

こんにちは。家庭教師歴20年の草谷です。

中学生の保護者様から、よくこのようなご相談をいただきます。

「静岡県の高校入試では、内申点はどのくらい大切ですか?」
「中1・中2の成績も関係しますか?」
「定期テストの点数がよければ、内申点も上がりますか?」
「内申点が足りないと、当日の入試で挽回できないのでしょうか?」

高校入試が近づいてくると、模試の点数や偏差値だけでなく、「内申点」という言葉が気になり始める保護者様も多いと思います。

今回は、静岡県の公立高校入試における内申点について、保護者様向けにできるだけわかりやすくお話しします。

目次

そもそも内申点とは?

内申点とは、簡単に言うと、中学校での成績を点数化したものです。

正式には「調査書」に記載される各教科の評定がもとになります。

保護者様や塾・家庭教師の現場では「内申点」と呼ぶことが多いですが、入試制度上は「調査書の学習の記録」や「評定」という表現が使われます。

静岡県の公立高校入試では、この調査書がとても大切な資料になります。

つまり、入試当日のテストだけでなく、中学校でどのように学習してきたかも、高校入試で見られるということです。

静岡県の内申点は何年生の成績が関係する?

静岡県の公立高校入試では、主に中学3年生の成績が大きく関係します。

調査書には、中学3年生の第2学期末、または2学期制の学校では12月末までの学習状況が記入されます。

教科は、国語・社会・数学・理科・英語の5教科だけではありません。

音楽、美術、保健体育、技術・家庭も含めた9教科が対象です。

それぞれの教科が5段階で評価されるため、一般的には、

9教科 × 5段階 = 45点満点

として考えられます。

ここで大切なのは、5教科だけでなく副教科も関係するという点です。

英語や数学の点数ばかりに目が向きがちですが、音楽・美術・保健体育・技術家庭の評定も、入試では大切な材料になります。

静岡県の高校入試では内申点だけで決まるの?

静岡県の公立高校入試は、内申点だけで合否が決まるわけではありません。

一般選抜では、大きく見ると、

・調査書
・学力検査
・面接
・学校によっては学校独自選抜資料

などをもとに選抜が行われます。

学力検査は、国語・数学・英語・社会・理科の5教科で行われます。

各教科50点満点なので、合計250点満点です。

つまり、静岡県の高校入試では、学校での成績である内申点と、入試当日の学力検査の両方が大切になります。

「内申点があるから当日の点数は低くても大丈夫」
「当日点が取れれば内申点は気にしなくていい」

どちらも危険な考え方です。

日頃の成績と、入試本番で点を取る力の両方を整えていく必要があります。

静岡県の共通枠では内申点がどう見られる?

静岡県の公立高校入試では、一般選抜の中に「学校裁量枠」と「共通枠」があります。

学校裁量枠は、各高校が重視する観点に応じて選抜する枠です。

一方、共通枠では、県共通の方法により、調査書・学力検査・面接などを見て選抜されます。

共通枠では、まず調査書の9教科の評定合計、つまり内申点が見られます。

そのうえで、学力検査の得点や面接の結果なども合わせて判断されます。

特に第1段階では、調査書の評定合計の上位者の中から、学力検査の得点上位者が合格者として決まっていく流れがあります。

この仕組みを見ると、静岡県の公立高校入試では、内申点がかなり重要であることがわかります。

当日のテストで点を取る力も必要ですが、そもそも調査書の評定が見られるため、中3の学校成績をしっかり整えておくことが大切です。

内申点は定期テストの点数だけで決まるの?

保護者様からよく聞かれるのが、

「定期テストで80点を取れば、評定は4になりますか?」

という質問です。

結論から言うと、定期テストの点数だけで評定が決まるわけではありません。

もちろん、定期テストはとても大切です。

しかし、通知表の評定には、定期テスト以外にも、

・小テスト
・提出物
・授業中の取り組み
・ノートやワーク
・レポート
・実技教科の作品や実技
・単元テスト
・授業での発言や活動

などが関係します。

そのため、テストの点数が悪くないのに評定が思ったより上がらない場合、提出物や授業中の取り組み、小テストなどに課題があることもあります。

反対に、テストの点数が少し足りなくても、提出物や授業中の取り組みを丁寧に積み重ねることで、評価につながる場合もあります。

静岡県の内申対策で特に意識したいこと

静岡県の公立高校入試では、中3の成績が重要になるため、中3になってからの定期テストや日頃の取り組みがとても大切です。

特に意識したいのは、次の3つです。

1. 定期テスト対策は早めに始める

内申点を上げるためには、まず定期テストで点数を取ることが重要です。

ただし、テスト直前だけの勉強では、なかなか安定した点数にはつながりません。

特に中3になると、部活動の引退、学調、模試、進路面談などが重なり、思った以上に忙しくなります。

そのため、テスト2週間前には、学校ワークを一通り進め始めたいところです。

理想は、テスト1週間前の時点でワークを終わらせ、そこから間違えた問題の解き直しに入ることです。

ワークを「終わらせる」だけでなく、「できるようにする」ことが大切です。

2. 提出物を軽く見ない

内申点を考えるうえで、提出物は非常に大切です。

学校ワーク、ノート、プリント、レポートなどは、期限までに出すことが基本です。

ただし、出せばよいというものではありません。

丸つけがされているか。
間違い直しができているか。
空欄がないか。
字が極端に雑になっていないか。
答えを写しただけになっていないか。

こうした部分も見られることがあります。

提出物は、定期テスト前に慌てて終わらせるものではなく、普段から少しずつ進めておくものです。

「提出物は出しているのに評価が上がらない」という場合は、提出物の中身まで見直してみる必要があります。

3. 副教科も大切にする

静岡県の内申点では、9教科の評定が関係します。

つまり、音楽・美術・保健体育・技術家庭も大切です。

副教科は、5教科に比べてテストの回数が少なかったり、実技や作品、授業態度が評価に関係しやすかったりします。

そのため、普段の授業への取り組みがとても重要です。

「主要5教科だけ頑張ればいい」と考えてしまうと、思ったより内申点が伸びないことがあります。

副教科は、短期間で一気に点数を上げるというより、授業ごとの積み重ねが評価につながりやすい教科です。

忘れ物をしない。
作品を期限までに仕上げる。
実技にまじめに取り組む。
定期テストがある場合はきちんと対策する。

こうした基本を大切にしていきましょう。

内申点が足りないと、当日点で挽回できない?

これもよくあるご相談です。

「内申点が少し足りないのですが、入試本番で高得点を取れば大丈夫ですか?」

という質問をいただくことがあります。

答えとしては、当日点で挽回できる可能性はあります。

ただし、静岡県の入試では調査書も大切な選抜資料になるため、内申点を軽く考えることはできません。

特に志望校のレベルが高くなるほど、受検する生徒の学力も近くなります。

その中で、内申点が安定していることは大きな安心材料になります。

内申点が足りない場合は、当日点でしっかり得点する力をつける必要があります。

一方で、まだ中3の成績が確定していない時期であれば、定期テストや提出物を通して、少しでも内申点を上げる努力を続けることが大切です。

保護者様が家庭で確認したいこと

内申点対策というと、保護者様がすべて管理しなければならないように感じるかもしれません。

しかし、中学生になると、親から細かく言われることを嫌がるお子様も増えます。

大切なのは、責めることではなく、状況を一緒に整理することです。

たとえば、次のような確認がおすすめです。

「テスト範囲表はもらった?」
「学校ワークはどこまで進んでいる?」
「提出日はいつ?」
「今回はどの教科が心配?」
「前回のテストで落としたところはどこ?」

このように、勉強そのものを細かく管理するよりも、本人が計画を立てやすいように声をかけるとよいです。

また、通知表が返ってきたときは、評定だけを見るのではなく、

・テストの点数
・提出物の状況
・授業中の取り組み
・小テスト
・副教科の評価

を合わせて振り返ることが大切です。

まとめ

静岡県の公立高校入試では、内申点はとても大切です。

内申点は、正式には調査書に記載される各教科の評定をもとにしたものです。

静岡県では、主に中学3年生の第2学期末、または12月末までの学習状況が調査書に記入されます。

対象となるのは、5教科だけではありません。

国語・社会・数学・理科・英語に加えて、音楽・美術・保健体育・技術家庭も含めた9教科です。

そのため、内申点を上げるためには、定期テストの点数だけでなく、提出物、授業中の取り組み、小テスト、副教科への姿勢も大切になります。

静岡県の入試では、当日の学力検査も重要です。

しかし、内申点が選抜の大切な資料になる以上、中3の学校生活をていねいに積み重ねることが、志望校合格に向けた大きな土台になります。

家庭教師の現場でも、内申点が伸び悩んでいるお子様を見ると、勉強内容そのものよりも、提出物の進め方やテスト前の計画に課題があることが少なくありません。

まずは、今の通知表、定期テスト、提出物の状況を一度整理してみてください。

「どの教科を上げたいのか」
「何が原因で評定が上がっていないのか」
「次のテストまでに何を変えるのか」

この3つをはっきりさせるだけでも、内申点対策はかなり進めやすくなります。

静岡県の高校入試では、日頃の積み重ねと本番の得点力の両方が大切です。

焦らず、今できることから一つずつ整えていきましょう。

あわせて見たい動画

静岡県の高校入試について、内申点や学調の点数ボーダーをさらに詳しく知りたい方は、こちらの動画も参考にしてみてください。

静岡県の高校入試では、内申点だけでなく、学力調査や入試当日の得点もあわせて考えることが大切です。

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